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カラムシイラクサ科

アルミ 銅  鉄  石灰

(お)、苧麻(ちょま)、青苧(あおそ)、山紵(やまお)、真麻(まお)、苧麻(まお)などの呼び名があると言われる。里山の川辺に沿って、ずっとずっと上の方まで、この草が付き添って、茂っているという具合。幼い頃この葉を広げて、親指と人差し指の間に押しこみ そこをパン!とたたいて爆発させ、人を驚かせて遊んだ経験はないだろうか。大昔から、この茎の繊維を採り、織って布地にした。今でも希少だが、織られて地場産にしているところもある。麻に似た光沢で上品な風合いの織物になる。よく似た植物で、ヤブマオがある、両方共 蒸して皮をはぎ繊維にして織り布にできる。染め色は、濃く抜群な色で染まる。葉、茎全草を使う。赤みをくれる植物は嬉しい存在。染めていても心がほころんで来る。